例の32歳腐女子ブログを、アラフォーおじさんが読んでみた感想 / 今日のドット絵
はじめに
毎日ブログを書いていることは妻にも伝えているのですが、彼女から「そういえば最近気になったはてなブログがあったよ」ということで紹介してもらいました。
「32歳 腐女子」で検索するとすぐにヒットした以下の記事について、妻も感想を聞いてみたいとのことだったので読んでみました。
こちらが恐らく発端の記事
んでそれに呼応する形で、全く上記と関係がない(と思われる)別の方が友人側の目線として書いた記事
あと、こちらはまた別の方が俯瞰して書かれた感想。単純にまとめとして図解入りで分かりやすかったのでご紹介。
とりあげたい登場人物は
になるのかなと思います。
一部Twitterでは炎上に近い反応もあるようですし、やぶへびになると怖いなぁと思いつつですが。基本的にあまり批判はするつもりはないのでマイルドな感じで。
アラフォーおじさんが読んだ感想
とりあえずアラフォーに近くなったおじさんである私が読んだ感想は
- 女性同士の「互いの外見や社会的立ち位置への意識の高さ」に対する素直な驚き
に尽きるなぁと思いました。
特に男目線で読んだ時に、お互いの友人を描写する時の服装や雰囲気への描写の細かさには本当に目を丸くしました。どちらも以下に抜粋してみます。
32歳腐女子さんのブログから
Bちゃんはコート、ドルマンスリーブのカットソーにミモレ丈のスカート、黒タイツにブーティ、ハンドバッグ。ケバすぎないばっちりメイク、薄いピンクのネイル、小ぶりでシンプルなネックレスとブレスレット。
Cちゃんはジャケット、白シャツにストレートパンツ、ヒールパンプス、肩かけバッグ。濃いめかっこいいメイク、がっつり濃いネイル、大振りだけどデザインはシンプルなネックレスとバングル。
Dちゃんは唯一既婚子持ちだけど、ママって感じがしつつもオシャレだった。コート、膝下丈ニットワンピ、黒タイツにショートブーツ、大きめなオシャレなトートバッグ。ナチュラルメイク、トップコートのみっぽいピカピカネイル、結婚指輪と小ぶりでシンプルなイヤリング。
友人目線を書いた30歳腐女子さんのブログから
友人A
私から見て「32歳の腐女子」と同じ立場にある友人。
30歳、独身、ソシャゲなどその時バズってるジャンルにハマりやすいオタク。ツイッターにほぼ毎日絵をあげている。同人誌は一度だしたことがある。どちらかと言うとラミカやアクキーなどを作ったり集めたりが好きなオタク。
友人B
30歳、既婚子持ちだが旦那が不規則な生活のためBの実家で同居している。学生時代かなりの声優オタだったが現在はライトオタ。同人誌などを作ったことはないが毎回私のイベント参加時には手伝いに来てくれてどっさり推しカプ同人誌を買うタイプ。元大手デパコスのBAでコスメや下着にただならぬ拘りを持つ。
友人C
30歳、独身、ここ10年同じジャンル同じカプで同人誌(漫画)を出し続けている。ショタやロリが好き。推しのアクキーを握りしめて一人でどこへでも旅に出るタイプ。ファッションや流行には疎く大学生〜社会人2年目くらいまで全身某あく○ーずで芋っぽかったがBの助言をかなり受け入れて現在では年相応の服装とメイク技術を持つ。
「いや、どっちも詳細ーーーーー!えっ、っていうかそんなところまで見てんの!? 」
というのが本当に驚きでした。女性はここまで見ているのか…と。
私普通に友人のこと書けって言われてもこんな詳細まで書けませんよ…(;'∀')
「神は細部に宿る」とは言いますが、個人差はあれど女性はここまで細部にわたる様々な要素から情報を得て物事を判断してるのかと思うと驚きでした。
よく「女性は勘が良い」と言いますが、そりゃこれほどまで詳細な情報に常に目を光らせていればそうなるなぁと。人間ビッグデータじゃん。
単純に普段から細部にわたる情報を収集しているからこそ、色んな事に気づき、察する能力に秀でているんだなって感じました。
私の自分目線だと、一般的な男性は正直ここまで見て無いです。ハッキリ言って。
「あー、こいつね。友達なんよ。いいやつでさー!」くらいのザックリした情報量w
女性がここまで頭からつま先まで見て判断してるのに対して
男は雰囲気とか、何となく気が合うとか、フィーリングとか、そういう適当な感じで普段行動してるのでもう、ギャップがすごすぎるなと。(そうじゃない男性もいると思いますがw
でも結局そこがこの話の根本的な部分でもあるんじゃないかなぁとも私は思ったんです。
気付きすぎるがゆえのつらさ
この男性と女性の細部への情報量のギャップって理屈というよりは種というか、性別的なものからくる、どちらかというと先天的な部分に近い差のような気がします。
女性の方が元来警戒心が強いというか。子供を守るための本能として様々な細かな変化を見落とさない、見逃さない…みたいな。もちろんこれも、性への差別だとかジェンダーを押し付けるのかとか、色んな批判もあると思うのですが。
そこの議論は本筋じゃないので置いておいても、現実として世間一般的に女性の方が細部に気付きやすいという部分については間違いないと思います。
ですが、世の中何でも気付いてしまうがゆえにつらいことってすごくあると思うんですよね。
32歳腐女子さんのブログの内容は終始、様々なシチュエーションから女性自身が気付きと戸惑いの中で自問自答していて、それがまさに気付きすぎるつらさを表現してると私は思いました。
そして友人目線でブログを書いた30歳腐女子さんのブログも、やはりAさんの色んなことに気付きすぎるがゆえの苦悩を32歳腐女子さんのブログを読んで吐露したくなった、そんな風に思えました。
鈍感力がある意味大事なのかもしれない
もしこれが男同士だったらどうかなぁと私が考えてみました。
普通に会った時にあまりにも服装がダサかったら「おいおいw今日の恰好ダセぇなwwお前ももう30だろがwww」くらいはまぁ別に普通に言う人もいるかなぁ…とか
お互いの反応次第ではもしかしたら喧嘩するかもしれないけど、別にそれで幼馴染だったら絶交とかにはならないかなぁ…とか
喧嘩しても酒飲んで愚痴言いあったらスッキリして仲直すんじゃね?・・・とか
・・・そんなことを思いました。
書いてみて改めて思いましたけど、男ってホントにデリカシーがないですね。女性相手にこんなこと言ったらぶっ飛ばされそうです。
でもデリカシーはないかもしれないけど、いい意味で遠慮もないというか。
本当にお互い仲良くて信頼してるなら、悪気や意地悪もなく結構なレベルまでは直接言い合えるような気がします。もちろん相手を見て発言はすべきだし、相手が本当に気にしてることなら気配りはしますが。
良くも悪くも、鈍感であるがゆえにそばに居れるというか。別に男同士で飲もうってなった時に、相手が秋葉系オタクみたいな恰好してきても、本当にそいつが友達なら気にしないし、何ならお互いいじってネタにも笑いにも出来るよなぁって思ったんです。
でも女性同士だとそれが気になってしまう。色んな情報に気付きすぎるがゆえに相手の生活や仕事や私生活の心配、収入や友人関係まで事細かにアンテナを張ってしまう。敏感すぎるセンサーが悲しみを生んでしまっているような、そんな気がしました。
別にじゃあ男の方が優れているとかそんなことを言うつもりはありません。
むしろそこまで相手のことを小さな気付きから思いやれる、感じ取れる女性のアンテナの高さは素晴らしいと思いました。
鈍感だから流せること、共存出来ることがあるし、敏感だから気付けること、救えることがある。だからこそ男性と女性は惹かれ合うし2人で補い合えるのかもなぁとかも思ったりしました。
私はこのブログの話の是非を問うつもりはありません。
良くある話といえばよくある話だし、どっちが良いとか悪いとかそんなことはない。
むしろ個人的には色んな気づきを私に与えてくれた良い機会になったので感謝したいくらい。
ただ、何となく。ほんの少しだけ鈍感力があればもう少し良い方向に行けたようなそんな気がしました。
今日のドット絵
今日は ティラミス です。これで四角いものシリーズは完結。やったー(*´ω`)
次は丸いものシリーズになります。コツコツやっていきましょう。