余裕の大切さ
最近はコロナであまり外出したり友人と遊ぶこともないので、自宅で妻とよく話をします。妻はまだ若いので色々とTwitterなどで若い子たちの恋愛話をネタに色々話してくれます。
最近特に思うのは、余裕ってやっぱり大切だなぁってこと。
あるカップルの話題がとても興味深かったので以下。
同棲中のカップル。女性側が帰宅して夕飯の準備をする約束だったが疲れてダウン。
男性側から帰宅すると連絡があり、何も用意をしてなかったことを連絡すると
「いいよいいよ。じゃあ、今日はお弁当でも買って帰るよ。」
とのこと。でも女性側もさすがに悪いと思ったので、おかずだけ作って待っていた。
男性が帰宅して、買ってきたよと取り出したのはグラタンだった。
女性は「家計のことも考えずになんでグラタンなんか買ってくるの!?」と怒った。
・・・という話。男性陣は恐らく「?!」とマガジンマークが出まくりますよね。
妻曰く、こんな内容でも女性同士になると
「分かる―!家に帰って何もしたくなくなることあるよね!悪くないよ!」
「いや、でも何も用意してなかった私も悪いから…」(最初に言わず同意が得られてから謙遜として言うのが女性特有らしいです
「でもでも!その後家計のこと考えて、ちゃんとおかずは作ったんでしょ?なのに何も考えずに買ってくるなんて分かってないよねー」
・・・みたいな同調圧力の強い会話になって、たぶん私がそれを許せなくてモヤモヤするからやっぱ私は女だけの島には住めない、と申しておりましたw 妻も女性ながらなかなか漢であるw
結局、男性側が悪いとか女性側が悪いという話は全く意味がないですよね。この話。
男性だってちゃんと気遣って今日はお弁当でも買って帰ると言ってくれている。
女性だって、さすがに悪いからとおかずくらいは作ろうと妥協している。
しかし、男性が選んだ選択が女性側は気に食わなかった。それだけの話です。
でも、家計というキーワードが出てきている点が結構この話の肝かなあという気がしていて。グラタンなんて別に高い買い物じゃないし、そんな数万円単位の話じゃないわけです。せいぜい500円~1000円程度。お弁当との差なんて微々たるものです。
そして家計を握って普段からあれやこれやと心配をしているのは女性側だということも何となく読み取れます。つまり、このカップルは女性側が家計の管理に主導権があるが、内実そこまで金銭的に余裕がないのかな?と読み取れます。
また金銭的な余裕以外にも心理的な余裕の無さも見逃せません。
「グラタンでいいかな?」「おかずは〇〇を作るからご飯が良いなぁ」といったやり取りがお互いの間に1つでもあれば済んだ話です。
あるいは作ったおかずとグラタンが致命的にミスマッチだったとしても、おかずもグラタンも、1日くらいはどちらか冷蔵庫に突っ込んでおいて次の日に回せば済む話です。
色んな「余裕の無さ」が「なんでそんなことで喧嘩になってんの?」という何とも滑稽な状況を生んでしまった。そういう意味で、表出してるものと裏にあるもののコントラストが興味深かった話でした。
空間の広さの余裕。金銭的に不安のない余裕。時間に追われていない余裕。
そういった色んな要素が人間のゆとりや心の余裕にも繋がってくると思います。
特に最近はコロナのせいで何となく余裕がない状況に置かれている人も増えていることと思います。こんな滑稽な状況を招かないためにも、普段から心の余裕大切にしていきたいなと思いました。
しかし、東京は300人越えですか。いやはやどうなることやら。