ゆとぶろ

IT業界在住ダラリーマンの日々徒然

個人的COVID-19メモ

  

今回のCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響で色々なモノが変わるかもしれないと言われてる現状で、私の中でも思考が散らばっている気がするので一旦メモしておこうと思います。

 

働き方の変化

リモート勤務が現実的なものになる可能性。ただし、中小企業や経営体力が乏しい企業では、「リモートを導入したいが出来ない」といったいった声もあります。業種的に難しい業種だってあるでしょう。大企業や元々ITで仕事をしていた業種は一気にリモート体制が進み、一方で流れに取り残される企業も続出するといった、働き方そのものの格差、働き方のデジタルデバイド拡大が進む可能性

格差がひどいので、これは一気に進むところといつまでも変わらない、変われないところとの格差が明確になりそう。

 

公的手続きのデジタル化拡大

これはスムーズにいきそう。既にハンコや紙での手続きの煩雑さは指摘され続けていたが、今回の件で一気に公的手続きがデジタルな方向へ進みそうです。元々コロナ前から少しづつ進んでいたことなので一気に加速するかもですね。これは可能性大だと思います。

 

東京や大都市圏から地方分散へ進む?

東京を代表とする大都市圏への一極集中から地方分散へと進む可能性があります。Cityにいること自体がリスクになる可能性があるという厳しい現実を突きつけられたからです。

“地方に転職したい” 都市部の若者に意識広がる コロナ影響か | NHKニュースwww3.nhk.or.jp

しかし、元々我々の社会そのものがCityを前提にして作られたモノなので地方に行きたくても社会システム的に難しいというジレンマが発生しそうですね。

前述の働き方の部分にもあるように、リモートが導入しやすい業種や企業から緩やかにはじまりそうな気がします。

これもコロナ以前から元々言われてたことなんですけどね。しばらくは既存の常識と新しい価値観との戦いですね。これは虫食い的に進むのではないでしょうか。東京至上主義は根強いですから。

 

ちなみに地方住みの私はリモートでも仕事が出来ており、大変この流れを享受出来てます。東京にたまに遊びに行くのは好きでしたが、遊び自体が開催されないのならわざわざ東京に行く意味はかなり薄れます。

地方の方が物価も安く食べ物も美味しい。ソーシャルディスタンスも自然に確保できる。仕事と収入だけがネックだったので、この辺に気付いてもっと人が地方に分散してくれる未来が来ると個人的にはいいのかなと思ってます。

 

エンタメが変わる

昨日の投稿でも触れてますが、エンタメも大きく変わらざるを得ないでしょうね。人間が一箇所に集まること自体がリスクとなる以上、今まで人を集めて成り立っていたエンタメが全て前提から覆ってしまいました。

 

仮に事態がある程度収束してもリスクが伴うのだという事実を踏まえた反省のないイベントやエンタメは非難にさらされると思います。たぶんこれはやり方、エンタメ業の運営の仕方を変化させる形で対応する方向に進むのではないでしょうか。

会場を分割したりなんらかの仕切りを確保する、人をグループ分けして入れるなど色々なアイデアが試されていくんだと思います。そう考えてると、イベント会場そのものの建て替えや設備投資が増えるかもしれないですね。

 

たまにライブやコンサートに行くのは好きですので、個人的にはここは人類の叡智に期待したいところです。

 

オフィスが変わる

これもイベント会場の変化や働き方の部分とも関わる点ですが、オフィス自体が必要なのか?という議論もあります。

  • 狭いオフィスで一箇所に集まる必要ありますか?
  • そのコストもったいなくないですか?
  • 家で仕事出来るならオフィス自体が要らないんじゃないですか?

そんな議論が湧き上がるのは明らかだと思います。オフィスが無くなる事はないでしょうが、オフィス自体の在り方、形がこれから大きく変わっていく、見直されていく可能性は高いです。

 

それらの変化にはパソコン…サーバー、ストレージ、ネットワーク、リモート環境を支えるアプリケーションなど、ITインフラへの投資が不可欠です。IT関連はこれからそういった需要が一気に増えそうな気がします。

 

まとめ

とりあえずパッと思いついた私の頭の中にある『変わりそうなこと』一覧でした。

たぶん革命と呼べるほどドラスティックな変化は起こらないが、確かに今までには無かったような変化の波は来そうだな…というのが私の今の率直な感想です。

戦争ほどドラスティックではなく、それでいて我々に同じくらいの緊張感とリアリティを持って選択を迫ってきた今回のCOVID-19。

 

起こらない方が良かった出来事なのは間違いありません。今現場で戦い続けている医療関係者の方々には本当に感謝しかありません。

 

ですが、これが我々人類を試し次のステップへと押し進めようとする大きな外圧となるのであれば、不謹慎を恐れずに言葉にするなら、決して悪いことだけでは無いようにもわたしには思えるのです。

 

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物事は常に二面性がある。

悪いところだけ見ているとつらいだけですから、良いところも常に見ていきたいですね。